堀池さんに聞いてみよう!〜実感!地球温暖〜

温室効果ガスの種類

Q.温室効果ガスって何ですか?

堀池さんA.温室効果ガスは、地球を包む大気中に存在する気体で、太陽からの熱の一部をつかまえて吸収する性質があります。温室効果ガスがあることで、地球は温度のバランスをとることができ、人間が暮らしやすい約15℃を保っています。 地球にとって温室効果ガスはなくてはならないものです。しかし、最近ではその量がどんどん増えて、地球があたたまり過ぎています。これが地球温暖化です。

▲ページトップへ

Q.温室効果ガスにはどんなものがあるんですか?

堀池さんA.減らさなければならないといわれている温室効果ガスは主に6種類。みんなも聞いたことのある二酸化炭素(CO2)のほかに、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、ハイドロフルオロカーボン類(HFC)、パーフルオロカーボン類(PFC)、六フッ化硫黄(SF6)という気体があります。これらの温室効果ガスは、さまざまなところで使用され、また排出されています。

■二酸化炭素・・・石油や石炭などの化石燃料やその他、可燃物を燃焼させると排出されます。
■メタン・・・牛のゲップ、水田、ゴミの埋め立て地などから排出されます。
■一酸化二窒素・・・全身麻酔剤(笑気ガス)として使用されています。物の燃焼や水処理時に排出されます。
■ハイドロフルオロカーボン類・・・冷房、冷蔵機器の冷媒(代替フロン)として使用されています。
■パーフルオロカーボン類・・・電子部品を造るときなどに排出されます。
■六フッ化硫黄・・・電力機器に使用されています。

同じ温室効果ガスでも、気体によって、地球をあたためる温室効果の大きさは異なります。例えば、メタンは二酸化炭素の21倍の温室効果があります。2つの気体が同じ量あった場合、メタンは二酸化炭素より21倍も温暖化に影響を与えてしまっていることになります。

温暖化をストップさせるためには、温暖化の原因である温室効果ガスの排出量を減らさなくてはなりません。それにはまず、国や地域、事業者がどのくらいの量の温室効果ガスを排出しているかを把握する必要があります。しかし、さっき説明したように、温室効果ガスの温室効果の大きさはそれぞれの気体で異なります。だから、例えばある2つの国が同じ量の温室効果ガスを出していたとしても、温室効果ガスそれぞれの気体の量の割合が異なれば、全体の温室効果の大きさは違ってくるのです。

▲ページトップへ

Q.温室効果の大きさで比較するには どうしたらいいのですか?

堀池さんA.温室効果ガスの排出量を求める際は、二酸化炭素以外の温室効果ガスの排出量を、二酸化炭素の量に換算しています。ある量の温室効果ガスによる温室効果と、同じだけの温室効果を出す二酸化炭素の量を求めるということです。メタンの場合、ある量のメタンによる温室効果と同じ温室効果を出す二酸化炭素の量はメタンの21倍ということになります。二酸化炭素の量に換算することで、排出量の割合がそのまま温室効果の大きさに反映されるのです。

▲ページトップへ

Q.じゃあ、二酸化炭素の量を基準にして 温室効果ガスの排出量を求めたとき、一番多く排出されているのはどの気体なんですか?

堀池さんA.二酸化炭素です。日本の温室効果ガス排出量全体の約95%を占めています。 だから、二酸化炭素が地球温暖化の主な原因だと言えます。

▲ページトップへ