知っておきたい!環境ことば

温室効果ガス

大気中の二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、ハイドロフルオロカーボン類(HFC)、パーフルオロカーボン類(PFC)、六フッ化硫黄(SF6)です。地表面から放射される熱を吸収し、地球を暖める働きがあります。現在の地球の平均気温は14℃前後ですが、大気中に全く温室効果ガスがなければ、平均気温はマイナス19℃になるといわれています。生物が生きるために必要ですが、増えすぎると地球温暖化の影響が大きくなってしまいます。

アイドリングストップ

自動車の燃費を向上させるエコドライブの1つの方法。荷物の上げ下ろし、短時間の買い物、待ち合わせなどの駐停車の時に、自動車のエンジンを停止させること。10分間のアイドリングストップで130CCの燃料を節約できるといわれています。

バイオマス

動植物から生まれた再生可能な有機性資源です。長野市の代表的なバイオマスとしては、間伐材や果樹選定枝、キノコ廃培地などがあります。地球温暖化対策では、これらをエネルギー利用することが効果的です。

カーボンニュートラル

ストーブの燃料として利用されるペレットなど、バイオマス燃料を燃焼しても二酸化炭素(CO2)は出ますが、原料の植物は、成長過程で光合成によりCO2を吸収していますので、長期的な考え方からは大気中のCO2は増加しないとされています。このように、地球温暖化対策を考えるうえで、CO2の増減に影響を与えない性質のことをカーボンニュートラルといいます。カーボンとは炭素のことです。

木質ペレット燃料

間伐材や製材端材(切れ端)などを粉砕・乾燥・圧縮・成形した固形燃料です。1袋10kg入りで500円程度です。専用のストーブで使用しますが、家庭で1か月に消費する量は240kg~300kgといわれています。(約1袋/日)

カーボンオフセット

ある場所で、事業活動や生活などを通して排出される二酸化炭素など温室効果ガスの量を、他の場所で行った植林や間伐、バイオマスエネルギーなど自然エネルギーの利用で削減した温室効果ガスの量で相殺(温室効果ガスを出さなかったものとして計算する)すること。環境省では、削減量をクレジット化して取引する、オフセットクレジット(J-VER)制度があります。

再生可能エネルギー(新エネルギー、自然エネルギー)

石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料は消費してしまうと枯渇します。これとは違って、消費するよりも多く生産されるエネルギーを再生可能エネルギーと言い、枯渇しないエネルギーです。再生可能エネルギーは、太陽光発電、風力発電、小水力発電、バイオマスエネルギー、地熱利用など、自然環境の中から取り出されるエネルギーです。

ヒートアイランド現象

都市部で集中的にエネルギーが消費されていて、地面の大部分がコンクリートやアスファルトで覆われているために、水分の蒸発による気温の低下が妨げられて、郊外部よりも気温が高くなっている現象

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環境ことばって意外と知らないことばが多いけど、ことばを通してエコ知識を吸収したね!

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