A.確かに、気体の量をイメージするのは少し難しいですね。では、ドライアイスを例に考えてみましょう。ドライアイスは固体になった二酸化炭素です。もくもくと出てくる白い煙は、気体になった二酸化炭素です。
1kgのドライアイス(固体の二酸化炭素)を持ったら、わたしたちは1kg分の重さを感じます。でも、白い煙(気体の二酸化炭素)には全く重さは感じません。気体はそのままでは持ったり、つかんだりできません。すぐに拡散してしまいます。
では何か風船のようなものに閉じ込めた場合にはどうでしょう。それでも、風船そのものの重さは感じますが、中の気体の重さはあまり感じません。それは、気体に「浮力」という力が働いて、いるからなのです。
重さは感じないけれど、確かに空気中には1kgの量の二酸化炭素が存在しているのです。ちなみに、白い煙(気体の二酸化炭素)が足元に広がるのは、二酸化炭素が空気よりも少し重い気体だからです。
A.通常は、さまざまな現象によって空気中の気体は混ざり合っています。
二酸化炭素は上空にまで上がっているので、大丈夫なんですよ。
(しかし、井戸など風の影響を受けない場所では低い場所に二酸化炭素がたまることがあります。)